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明かりを消して、心に光を灯そう [すたじお日記]

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〈写真〉デンマーク・コペンハーゲンのスーパーマーケット 種類豊富なキャンドル


あの大地震以来、モノが自由に手に入らなくなりました。
トイレットペーパー、ミネラルウォーター、パン、牛乳、米、乾電池、懐中電灯、ろうそく・・・。
電力不足による計画停電も始りました。スーパーやコンビニまでが明かりを落とし、
街はいつもより格段に暗く、本当に信じられないような光景です。

思えば、今までの生活が明るすぎたのかもしれません。
昼のように明るい街のネオン看板、まぶしすぎる昼白色の蛍光灯、どれもが
必要以上に明るかったのでは?

ヨーロッパに出かける際、目にする夜の明かり-。
黄色みがかったランプの明かりが壁や天井を照らし、ダイニングテーブルには雰囲気のある
キャンドルの炎がユルユルと灯っています。
街に蛍光灯や派手な広告看板の明かりはほとんど見かけません。
そのほの暗さに慣れて、日本に帰って来るとやたらと「明るい!」と感じます。
別に僕は「ヨーロッパかぶれ」という訳ではないので、「全くなんで日本は…」なんて言う気は
毛頭ないのですが、明かりをもう少し落としてもよいのでは?

夜は夜でいい。
心地よい眠りに導く、そんなトーンダウンしたほっこりとした明かりがいい。
食事のときも、家でゆったりとくつろぐ時も、大切な人と語らい、一日を反芻する時間、
そんな時は適度に明かりを落としたい。

物があってあたり前だった、便利さがあたり前だった今までは気づかなかった夜の闇の深さ、
静けさ、心の安らぎをキャンドルの明かりは気づかせてくれたような気がします。
停電の中、フト、明かり(照明効果)のココロにもたらす影響について考えるこの頃です。

「心がざわついて、何だかたまらなく心の中が不安…」そんな声を何人もの友人、知人
から聞きました。今、多くの人がくつろぎやこころの安らぎ、そして元気を求めている気がします。
自分に何ができるか-。
ほんの微力かもしれませんが、、そんなざわめきを少しでも鎮めてくれる、何かに出会える
場所でありたいと思っています。


●お問合せ:info@studio-caravan.net
●トップページ:http://www.studio-caravan.net






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コメント 4

enpoko

こんちは。
自分も昔から、蛍光灯の寒々しい明るさが苦手で
夜は間接照明で過ごしています。
以前は、ペンダントライトにスタンド2つくらい点けていましたが、
今は一個のみ。さすがにちょっと暗すぎかも。


by enpoko (2011-03-25 13:14) 

caravan

こんにちは。
蛍光灯は電気の消費が少ないとは聞きますが、あの寒々しい
明るさは、夜、家でくつろぐ時はちょっとツライですよね。
僕も間接照明や明るさを絞ったペンダントランプを使っています。

照明が変わるだけで、部屋の雰囲気がガラッと変わったり、
リラックスしたムードに気持ちを切り替えたり、ちょっと人との
距離が縮ったり・・・。照明に気を使う生活って楽しいと思います。

今のこの電気不足の生活の中でその点が少し、見直されたら
いいな、と個人的に思っています。

by caravan (2011-03-25 22:11) 

ゆうゆう

はじめまして。
最近震災がおきて、停電になったことでかつての灯りの無い夜に思いを馳せました。ミニランターンを買ってしまった。そうするとインテリアもとなりますね。
by ゆうゆう (2011-04-15 17:23) 

caravan

ゆうゆうさん、こんにちは。
停電なったことで少なからず、多くの人の生活に変化があった
のは確かなようですね。僕も海外で買ってきたキャンドルホルダー
が今回、大活躍でした。ヨーロッパように普段から日常的にキャンドル
を灯すスタイルも味があっていいかも?と停電を経験して思いました。
by caravan (2011-04-16 07:21) 

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